A.小さな出版社の倒産は珍しいことではないのですが、自費出版大手の碧天舎や新風舎が破産手続きに入ったというニュースは、社会的に大きな話題となりました。このようなケースの場合、あなたは債権者の一人となりますので、まずは破産管財人に相談してみてください。但し、明らかに破産手続きを進めている(倒産する予定だった)のに、新規に契約を結ばされたというような場合は、詐欺に該当する犯罪的な行為ですので、国民生活センターや、弁護士会などに相談してみてください。残念ながら、支払い済みの制作費の全額が戻ってくることはあまり期待できませんが、泣き寝入りだけは禁物です。
通常、倒産後の販売の権利などは、それを引き継いだ者が責任および権利を持つ形となります。版権の引き上げについても、まずは破産管財人に相談する必要があります。
なお、2008年に破産した新風舎は、破産により出版契約は終了したと破産管財人によって宣言されました。
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