1. 目的と原稿を整理する

読者、予算、部数、希望時期をメモにまとめます。原稿が完成していなくても相談はできますが、文字数の見込み、目次、写真の点数が分かると、必要な作業を具体的に検討できます。

写真や図は本文ファイルに貼るだけでなく、元の画像を別に保管しておきます。内容の確認や利用許諾に時間がかかる資料は、この段階から準備を始めましょう。

  1. 01

    準備

    目的・読者・原稿を整理

  2. 02

    相談・見積もり

    仕様・費用・担当を確認

  3. 03

    編集・デザイン

    本文と表紙を整える

  4. 04

    校正・校了

    紙面を読み、最終確認

  5. 05

    印刷・製本

    決めた仕様で本を作る

  6. 06

    お届け・販売

    納品を確認し、読者へ

自費出版の基本的な制作工程。作業範囲や順序は依頼先・仕様によって変わります。

2. 仕様を相談し、見積もりと契約を確認する

本の大きさ、ページ数、カラーの範囲、製本方法、部数を相談します。見積もりでは、原稿入力、編集、デザイン、校正、印刷、送料、流通などの範囲を確認してください。

金額と同時に、修正回数、追加料金、支払時期、完成データの扱いも書面で確認します。希望日に間に合わせるため、原稿の提出日と著者が校正を返す日も合意しておきましょう。

3. 編集とデザインで本の形にする

原稿を整理し、本文の文字や行間、章の始まりなどを決めてページに配置します。表紙は内容と読者を伝える役割があるため、好みだけでなく、本を初めて見る人にどう届くかを考えます。

本文と表紙が別々に進む場合もあります。最終ページ数が変わると背幅が変わるため、表紙の仕上がりにも影響します。変更は担当者にまとめて伝えましょう。

4. 校正刷りを読み、修正を確定する

校正は、組まれた紙面を読み、誤字や表記、図版、ページ番号などを確認する工程です。文章を大きく書き直す編集とは分けて考えると、修正範囲と費用が分かりやすくなります。

一度にすべてを確認するより、「本文」「固有名詞・数字」「目次・ページ番号」「表紙・奥付」のように分けると見落としを減らせます。修正した箇所は次の校正でも確認してください。

5. 校了後、印刷・製本を行う

校了は、印刷へ進めてよいと最終承認することです。校了後の修正は、作業のやり直しや納期の変更、追加費用につながる場合があります。色が重要な本は、どの段階でどんな色見本を確認するかも先に決めます。

印刷方式、紙、製本、部数、工場の予定で必要日数が変わります。「最短日数」だけで計画せず、著者の確認時間と納品後の配布準備を含めて日程を組んでください。

6. 納品を確認し、読者へ届ける

届いた本は、部数、破損、乱丁・落丁などを確認します。配布用、販売用、保存用に分け、販売するなら紹介文や購入先を案内します。在庫の保管場所と、発送の担当者も決めておきましょう。

完成までの期間は原稿の状態や仕様によって異なります。相談時には全体の所要期間だけでなく、各工程で自分がいつまでに何をするかを確認することが、予定どおり進める助けになります。