年表を作り、書くきっかけを集める
生まれた年、進学、仕事、転居、家族の節目などを簡単な年表にします。年代が曖昧な場合は推測のまま確定せず、写真、日記、手紙、家族の記憶などを照らして確認しましょう。
年表ができたら、その時代の風景や会話を思い出して短く書きます。出来事の説明だけでなく、そのとき何を考えていたかが加わると、その人らしさが伝わります。
時間順かテーマ別かを選ぶ
幼少期から順にたどる構成は、人生の流れを伝えやすい方法です。仕事、趣味、家族、旅などのテーマ別にまとめると、特に残したい経験を掘り下げられます。両方を組み合わせてもかまいません。
各章の終わりに、今振り返って感じることを添える方法もあります。全体の長さが決まらないうちは、章ごとに短い原稿を作り、あとからつないでいくと進めやすくなります。
写真には人物と年代の説明を付ける
写真を見るだけでは、後の世代には誰が写っているか分からなくなることがあります。人物名、撮影した場所、おおよその年代、何の場面かをメモにします。元の写真は傷めない方法でデータ化し、控えを保管してください。
写真を大きく載せる場合は、傷、ぼけ、細部の状態を確認します。古い写真の雰囲気を残すか、修整するかも相談できますが、加工範囲と費用を事前に確かめましょう。
実名や私生活の記述を確認する
自分の経験には、家族、同僚、友人の出来事も含まれます。本人が公にしたくないことがないか、実名や写真の掲載前に確認する機会を設けましょう。親族だけに配る本と一般販売する本でも、公開範囲を意識する必要があります。
住所や電話番号など、読むために必要でない情報は載せない選択もあります。事実確認ができない話は、そのまま断定せず、書き方や掲載の必要性を検討してください。
読む人に合わせた紙面と部数にする
家族が手に持って読む場面を考え、文字の大きさ、行間、本の重さを実物で確認します。写真を多くする場合も、説明文が小さすぎないように気を配ります。
渡す相手を数え、著者の保存用と予備を加えて必要部数を考えます。出版費用は原稿入力や編集、カラー、装丁で変わるため、自分史の費用実例と条件を比べながら相談してみましょう。
