ISBNは本を識別するための番号

ISBNは、国際的に単行出版物を識別するために使われます。著作権の登録や、内容の品質を認証する制度ではありません。番号が付いたことを理由に、本の内容や販売数が保証されるわけではない点を押さえましょう。

日本図書コード管理センターは、ISBNの使用を法律が義務付けているわけではなく、個人・法人、有料・無料を問わず、条件に沿って利用すると案内しています。

先に販売先・頒布先へ確認する

家族へ手渡す本と、取次や書店の仕組みで販売する本では、必要な手続きが違います。販売先にISBNや書籍JANコードなど何が必要かを聞き、その条件に合わせて準備します。

ISBNを取得しても、書店との取引、商品情報の登録、注文への対応、在庫管理が自動で始まるわけではありません。「番号の取得」と「販売するための仕組み」を別々の項目として相談してください。

誰の出版者記号で出すかを確認する

出版社や出版支援サービスを利用する場合は、誰が発行者となり、どの出版者のISBNを使うかを確認します。自分で取得する場合は、予定する出版点数や活動に合う申請区分を、公式の手引きで確認してください。

紙と電子の両方を作る場合、改訂する場合、販売先を変更する場合は、コードの扱いを制作前に相談します。料金や申請方法は変更されることがあるため、最新の公式案内を確認しましょう。

ISBNと納本は別の仕組み

国立国会図書館の納本制度は、出版物を収集・保存する制度です。個人の出版物も対象になり得ますが、資料の性質などによって扱いが異なります。ISBNがあるかどうかだけで判断せず、公式案内で対象を確認します。

対象となる民間出版物について、国立国会図書館は原則として発行から30日以内に1部を納入するよう案内しています。出版社に任せる場合も、納本を誰が行うか確認しておきましょう。

相談前の確認メモ

  • 配る相手と販売する場所はどこか
  • 販売先が必要とする識別番号は何か
  • 発行者は自分か、依頼する出版社か
  • 紙・電子・増刷・改訂をどのように予定しているか
  • 商品登録、在庫、納本を誰が担当するか

番号だけを急いで取得するより、届け方と管理の担当を整理してから進めると、手続きのやり直しを減らせます。

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ISBN

本の版や形態を識別する国際標準の番号です。販売先によって必要な手続きが異なるため、取得の前に届け方を決めます。

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POD

プリント・オン・デマンドの略。注文に応じて少ない部数を印刷する方式です。販売先、選べる仕様、1冊あたりの原価を確認します。

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判型

本の縦と横の大きさです。文庫判、四六判、A5判などがあり、持ち運びやすさや文字・写真の見せ方に関わります。

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組版

原稿の文字や図版を、ページの中へ読みやすく配置する作業です。行の長さ、文字の大きさ、余白、見出しなどを整えます。

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参照した公式情報

確認日:2026年9月5日。料金・制度・サービス条件は、最新の公式案内もご確認ください。